お世話になります。
他社製機械の改造をするのですが、コンベア用モーターのブレーキ回路についてご教授下さい。
コンベアはピッチ送りとなっています。
三相200V電源
モーターはニッセイのGFMN-18-200-T90です。
インバーターは三菱製のFR-A820シリーズ

ブレーキ部の回路は、インバータの一次側のR、S相から取っていて、リレー接点を介してモーターのブレーキ部
へ配線されています。(整流器 A200-D90)

この時のリレー接点ですが、LY2N-D2が使用されていますが接点部の仕様上問題ないのでしょうか？

A200-D90はモータ回路部分から電源を拾って直流電源を得るためのものです。

詳しい回路は記載されていませんが、ダイオードが４個ひし形に配置されている、
いわゆるブリッジダイオードが内蔵されているものだと思います。
交流を全波整流して、かなり雑ですが直流を得ています。

そしてブレーキパットの電磁回路をＯＮさせることにより、
ブレーキを「解除」しています。
つまり走行→通電→パット解除。停止→非通電→パットばね戻り→ブレーキ。
という動作になります。

ブレーキというと「ブレーキ電流」がリレーに流れ込むと勘違いしそうですが、
実際はブレーキパッドの電磁回路の開閉電流に耐えればＯＫという事になります。
ぶっちゃければ、電磁弁を開閉している感覚で良いと思います。

という事なので、リレーはこれらを考慮した開閉容量があるかどうかです。
直流ですが、整流の直流が乱流で、パットも電磁回路なので「誘導負荷」となります。
瞬時的にはパット電磁回路の定常値の数倍の電流が流れます。

簡易的な目測ですが、A200-D90のリード線自体が、
0.75とか1.25sqしかないので、リレーで十分であろうと思います。
「switch」側の端子にリレーを配線しているのでしょうけど、
整流機構のゲート端子的な部分を制御しているわけではなく、
（おそらくですが）整流した片回路を「片切り」するだけですね。

リレー接点そのものより、突入電流（サージ対策）が重要そうです。

（別メーカですが参考）
www.oguraclutch.co.jp/wp-content/themes/oguraclutch/pdf/general/board/pdf/tu-su-dengen.pdf

さっそくの回答有難うございます。

Ｒ相、Ｓ相からの配線がされていたので、
リレー開閉部の誘導負荷だとAC110Vの記載が気になりました。

黄、白のリード線がAC200V電源、
赤、黒のリードをブレーキコイルへ。
青のリード2本が外部スイッチ（普通のリレーで開閉して
ブレーキコイルをオンオフしてブレーキ/解放切替）
若しくは青リード短絡し、AC側を接点で開閉。

ＡC切り、DC切り、どちらでも。
うちではDC切りがほとんどです。

img-ja.nissei-gtr.co.jp/files/user/pdf/gtr/td_im-22.pdf

>リレー開閉部の誘導負荷だとAC110Vの記載が気になりました。

オムロン FAQ
http://faq.fa.omron.co.jp/tech/s/article/faq06027?_ga=2.251144198.1664131334.1689340295-706371520.1618626498
「形LYはAC200Vの負荷を開閉できますか？」
「形LYの定格負荷はAC110Vで規定していますが、AC200Vの負荷の開閉も可能です。」