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■記事No.70386 配線用遮断器設置基準の超基本へ返信

【70386】配線用遮断器設置基準の超基本 伊星
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配線用遮断器の設置基準として、電技解釈148条4項 の図がよく引用されていると思います。
その図の解釈について教えて頂きたい事があります。

◆1つめ

図の一番上にある、「配線用遮断器が省略可能で、配線の長さ制限なし」の条件としては

  ”分岐回路の許容電流が、分岐元ブレーカ定格容量の0.55倍以上であること”

とあります。

これだけで解釈すると、例えば主幹ブレーカが100ATで、許容電流60Aの配線を使って、70Aのヒーター負荷に
接続しても良いことになるけど、主幹ブレーカはトリップしないし、配線は燃えるじゃん って思いました。

これは私の考え方の前提が間違っていて、負荷によって決まる電流<遮断器の定格電流<電線の許容電流 が原則であり
この原則を守ったうえで配線用遮断器を省略したいなら、電技解釈148条4項の図 を守ってね ってことでOKでしょうか?



◆2つめ

次の疑問は、電技解釈148条4項とはあまり関係無いかもしれません。

上記に原則として記載した  

 ”負荷によって決まる電流 < 遮断器の定格電流 < 電線の許容電流 "

をどういうつもりで書いたのか、少し詳しく記載しますと下記の手順になるのですがOKでしょうか?

1.使用する負荷から、流れる電流を決める(想定する)
2.それを元に多少余裕を見たブレーカATを決める(1.3倍とか1.5倍とか)
3.そのブレーカAT以上の配線太さにする。(配線が長いなら電圧降下とかも考慮)

ここで足りない気がするのは、短絡事故が起こった際の想定です。

4番目の検討として、負荷側端子で短絡したら「〇〇A流れる」と想定して、
それ以上の定格遮断用容量を持っているブレーカを選定する。

という気がしているのですが、ネットを見てもそのものズバリの解説サイトが無いので
どこか間違っている気がしています。


ブレーカの役割が配線保護で、短絡事故に対する保護こそがブレーカの一番の存在理由かなと思っているのですが
普段の選定などで人と話していても、定格遮断容量についてはまず話題に挙がらないんですよね。
まぁそれよりも不要動作でトリップする方が可能性として高いので、ATばかり話題になるのは当たり前かとも思うのですが。


















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投稿日 2024/8/31 (Sat) 16:52:13
更新日 2024/8/31 (Sat) 16:52:13
 

【70387】Re:配線用遮断器設置基準の超基本 lumiheart
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概ね解釈的には正しいんですが、足りない観点は「コスパ」

コスパ最優先と自己責任

まぁ、よーするに大き目のブレーカと太目のケーブル張っておけば、まぁいっかぁ
ケーブルを1サイズ下げたとしてもコストダウンにはならない
ケーブルを1サイズ上げたとしてもコストアップにはならない <作業費に変更は無い(材料費よりも人件費の方が高価!)

細めのケーブル張ったとしても大したコストダウンにならないし、万が一の火災になったら工事業者に責任が降り掛かって来る
なので、危険を冒してまで細目のケーブルを張るメリットは無い


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投稿日 2024/8/31 (Sat) 18:23:38
更新日 2024/8/31 (Sat) 18:23:38
 

【70388】Re:配線用遮断器設置基準の超基本 名無しさん
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>許容電流60Aの配線を使って、70Aのヒーター負荷

この時点で配線設計がアウトでは?
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投稿日 2024/8/31 (Sat) 19:13:23
更新日 2024/8/31 (Sat) 19:13:23
 

【70389】Re:配線用遮断器設置基準の超基本 鹿の骨
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少し観点がズレている様に感じます。

何が何でも押さえておかないとイケナイ事は・・・
負荷の電流<電線の許容電流 ←超!重要
です。

電線が燃えたり劣化したりしたら洒落になりませんのでこれは肝に銘じて下さい。
特に電動機の場合は電動機の定格電流の合算値の1倍では駄目です。

次に幹線を保護する過電流遮断器の容量ですが、これは電動機の突入電流を考慮して電線の許容より大きなものを設置できます。
あくまでも「設置できます」ですから勘違いしないで下さい。


電気設備の技術基準の解釈
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/law/files/dengikaishaku.pdf

電気設備の技術基準の解釈の解説
http://www.meti.go.jp/policy/safety_security/industrial_safety/oshirase/2018/09/300928-5.pdf
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投稿日 2024/8/31 (Sat) 23:55:55
更新日 2024/8/31 (Sat) 23:55:55
 

【70390】Re:配線用遮断器設置基準の超基本 伊星
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>lumiheartさん
 
ありがとうございます。コスパ(リスク)を考えて、安全目にこれからも設計していこうと思います。

>名無しさん

そうですね。配線設計がアウトだと、私も思いますね。だからこその投稿でした。


>鹿の骨さん

負荷の電流<電線の許容電流・・・・・・仰る通りと思います。
私が記載した内容だと間にブレーカの定格も入っていますので伝わりにくかったでしょうか。


>次に幹線を保護する過電流遮断器の容量ですが、これは電動機の突入電流を考慮して電線の許容より
>大きなものを設置できます。あくまでも「設置できます」ですから勘違いしないで下さい。

これは分かりません。

鹿の骨さんの文意が

 電動機突入電流を考慮した過電流遮断器容量>電線許容電流  

になっていると思います。

しかし私は

 過電流遮断器容量<電線許容電流だと思います。 
 
厳密にいえば

 電動機定格電流 < 過電流遮断器容量 < 電線許容電流 < 電動機突入電流  で良いと思っています。


言葉のアヤでしょうか。

修正する
投稿日 2024/9/1 (Sun) 0:49:10
更新日 2024/9/1 (Sun) 0:49:10
 

【70391】Re:配線用遮断器設置基準の超基本 lumiheart
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厳密には↓はモーターブレーカであって配線用遮断器ではない
> 電動機定格電流 < 過電流遮断器容量 < 電線許容電流 < 電動機突入電流  で良いと思っています。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/products/lvd/lvsw/items/mms/index.html
配線用遮断器には電動機の過負荷トリップが無い
 電動機定格電流  < 電線許容電流 < 電動機突入電流  

多くの方々は配線用遮断器で過負荷保護してると勘違いしてる
本件の
>これだけで解釈すると、例えば主幹ブレーカが100ATで、許容電流60Aの配線を使って、70Aのヒーター負荷に
ヒータ負荷とモータ負荷を同列に考えてはイケナイ



>普段の選定などで人と話していても、定格遮断容量についてはまず話題に挙がらないんですよね。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/fa/download/software/search.do?mode=software&kisyu=/lvcb
「短絡電流計算ファイル ダウンロード」
「三菱ノーヒューズ遮断器 技術資料集6.推定短絡電流の計算」
「に基づいて変圧器回路における短絡電流の自動計算を行い短絡電流計算書を作成することができます。」

これをダウンロードして実際のプラントに当てはめてみてください
遮断容量が問題になるような事例は稀であるのが確認できるでしょう
概ね、キュービクルや高圧配電盤の直近10m以下に盤を設置する場合程度

普通のFA関連装置の盤ではせいぜい近くて
高圧配電盤→30m→分電盤→30m→制御盤 (直線距離でなくてケーブル長)
じゃあないかな


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投稿日 2024/9/1 (Sun) 1:35:57
更新日 2024/9/1 (Sun) 1:35:57
 

【70392】Re:配線用遮断器設置基準の超基本 鹿の骨
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削除されました。

投稿日 2024/9/1 (Sun) 13:52:11
更新日 2024/9/1 (Sun) 18:54:09
 

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