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■記事No.70700 Re:特別高圧についての修正

【70700】Re:特別高圧について おかのした
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三相容量と単相容量を比較すると 三相>>単相 ですので用途は恐らく工場でしょう。
建物用途によって考え方が天地ほどに違いますのでもう少し情報を書かれた方が良いと思います。

変圧器容量の単純和は3,100kVAですが実にビミョーな値です。
需要率がどの程度になるかは実際に動かして見ないと解らないことが多いのですが、負荷率や需要率が100%なんてことは事実上有り得ません。
契約電力は年間の任意の30分間の最大消費電力量で決まります。
つまり任意の30分間で消費電力量が1950kW×0.5時間=975kWhを超えると特別高圧契約になります。
(通常は30分間のデマンド契約 30分間の積算電力量×2倍の数値を最大デマンドと計算する。)

一番厄介なのは「近くに特別高圧送電線が無い事」と「電力会社に支払う引き込みに費やす工事負担金が法外に高価な事(億単位は普通に在る。)」と「特別高圧受変電設備コストが法外に高価である事」です。
工場立地の場合22kVや33kV受電は稀で普通は66kV以上になりますが、66kV以上は主任技術者が二種以上になりますので人材確保が重要になります。

一般的に工場の場合需要率は非常に低くなりますので契約容量は既存設備の状況を見て判断されると良いと思います。
(新規事業でこの規模の工場を造ることは・・・普通は無い。某自動車メーカーの場合、装置納入時に需要率と日負荷月負荷年負荷の負荷率の提出を求められると聞いています。)

この様に厄介な事が多いので普通は「万難を排しあらゆる手段を用いて何が何でも普通高圧受電にする」となります。
既存の状況把握は物凄く重要です。
億単位の額が右往左往する話ですので対応は慎重にお願いします。

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投稿日 2025/5/18 (Sun) 14:48:59
更新日 2025/5/18 (Sun) 15:07:09
 

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