チェコの通貨

 通貨単位はコルナ(kc/[英]Koruna)、以前連邦制をとっていたスロバキアもコルナのため「チェココルナ」という時もある。スロバキアの場合はSKと記載する

 紙幣が20,50,100,500,1000,2000,5000

 硬貨は1,2,5,10,20,50

 市場主義導入のときのインフレの名残か、その下にハレーシという補助通貨もある。10,20,50の三種類、1コルナ=100ハレーシ

 日本では両替できません。途中のフランクフルト(ドイツ)でも両替できなかったため、チェコ入国後に行いました。なお、フランクフルトでコルナから円への両替は可能です。なお、ドイツの空港内ではユーロになるため結構ややこしかったです。

 チェコはスロバキアとの連邦解消時に通貨も別になりましたのが、現在EU加盟申請中で加盟国となれば当然通貨もユーロになります。通訳兼ガイドの話によれば2〜3年間をメドにしているとのことでしたので、順調に行けば2005年頃にはなくなる通貨です。1993年に誕生し、2005年に廃止されれるとすれば、たった12年しか流通しない通貨になりますね...

 現在のレートは3.27円=1コルナ(フランクフルト)でした。日本で両替できないため手続き上、円→ユーロ→コルナとなります。ややこしいですね

 追記:チェコの消費税は22%です。単品の品物で1000コルナ(日本円で約3,270円)以上の買い物をした場合は専用の伝票をもらうと、税関(パスポートコントロール)を通る前に手続き(パスポートと航空券と伝票を渡すだけ)を済ますと免税用書類がもらえますので、税関を通って税金の返還手続き(免税用書類)を渡すと消費税を返してもらえますが、一旦税関を通ると帰れませんので注意して下さい。なお、返金はコルナです。その場で他の通貨にも両替してもらえますが、窓口が少ないためそこで両替してもらうと他の客に睨まれます。かといって日本では両替できないので、通過する空港で両替するのが賢明でしょう。

 私は現地通貨を記念品に持って帰るほうが好きなので、コルナを持ってきましたが... 20万コルナ(日本円で654,000円)以上はチェコ政府の承認が必要なのですが、そんな大金を持ち出す気はありません。現地の購買力を考えると日本円で250万以上になりますね...


 追記:2002年12月15日 2000年12月14日付けの読売新聞社記事によりますと2004年にチェコはEUに正式加盟する様です。チェコ・コルナは1993年〜2004年しか流通しなかった貨幣になるのかな?

 グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国(United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland) 通称イギリス(英国)の例もあるので断言はできませんが...(イギリスは正式加盟国でありながらユーロを拒否いまでもポンド制を取っている)


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